こんにちはにこにこ堂整骨院の及川です
今年度の冬は例年よりも暖かくて過ごしやすい日が多いですねしかしながら、急激に冷え込む日もあるので体調管理には気をつけましょう
さて、今回は“お薬との上手な付き合い方”につい書こうと思いますお薬と言ってもここでは『消炎鎮痛剤=痛み止め』についてのお話です!!
当院に来院される患者さんの中にも病院へ通い「~が痛いから」と診察を受け“痛み止め”を処方されて毎日のように飲んでいると言う方がいます
しかしながら、痛み止めをずっと飲み続けているだけではその痛みの原因となる状態を治すことは出来ません。なぜなのか・・・それは人間の身体の仕組みと関係があります。
人間の身体は、何らかの損傷を受けその箇所を修復するときにプロスタグランジン(痛みの原因物質)が痛みや発熱(炎症症状)を起こして血管を拡張し血流を促します。その結果損傷箇所に血流が行き渡り栄養をを運んだり、痛みの元となる疲労物質を運び去ったりして回復を促進します。
しかし、このような状態に陥り痛いからと言ってずっと痛み止めを飲み続けているとその部分が冷え血流が減り痛んだ組織の再建も出来ず疲労物質も流れ去りません。
なぜなら・・・消炎鎮痛剤を服用すると身体の中では血行を抑えて身体を冷やし、痛みや熱を感じにくくし交感神経を刺激するため血流が悪くなって組織の修復が遅れてしまいます。痛みは一時的に無くなったように感じるだけで効果が切れればまた飲まなくてはいけないという悪循環に陥ります。
その結果回復が長引いていつまで経っても薬が手放せなくなってしまいます。薬は症状の治りを遅くするばかりではなく肝臓にも負担を掛けるので注意が必要です
こういったことを念頭におき、どうしても痛みが耐えられないときに痛み止めは服用するようにして慢性的な痛みの場合はなるべく血流を良くするように心掛けて見て下さい